2014.06.17 南八ヶ岳ぐるり
>>「八ヶ岳、南をぐるり(その1)」はこちら
赤岳の山頂からの景色を堪能したあとは、下ったところにある赤岳天望荘へ。
ここでちょうど12時だったということもあり、お昼ごはんを。
もちろんカレーです。
30分ほど休憩した後、横岳へ向かいます。
ここからはまた高度感つきのスリリングな岩稜帯。
集中、集中…
ハイカーの通過待ちの間に振り返ってみると、今日通ってきた山々やトレイルがすべて見渡せました。
思い返してみても、なかなかそういう場所はなかったような気がして、つい見入ってしまいました。
再び「集中」して歩を進めると、しだいに高山植物が目に付くようになってきました。
オヤマノエンドウ
ツクモグサは開花までもう少し
チョウノスケソウ
キバナシャクナゲ
(花の種類はすべてさきほど画像検索で確認しました…)
花に癒されつつ、おっかなびっくりポイントは容赦なくやってきます。
怖くないひとにとってはどうということのないところでも、ぼくにとっては命がけ。
13:15 横岳到着。
山頂から眼下に目をやると、さらにビビリポイントが…
どうやら、ここも通らなければいけないようで、覚悟を決めます。
行ってみたら、はいもちろん怖かったです。
しかし、そんな危険箇所も難なく(?)通過し、最後のピークである硫黄岳が間近に見えてきました。
13:40 硫黄岳山荘
ここはシャワーがあるそうです。
ケルンに導かれながら登っていくと、今日最後のピークがやってきました。
13:55 硫黄岳山頂到着。
爆裂火口はあいかわらずの迫力。
(腰を目一杯引き、腕を最大限伸ばして撮りました)
根石岳や天狗岳、遠く蓼科山がぼんやりと。
赤岳方面はしだいに雲が広がってきて、あっという間に覆われてしまいました。
景色も堪能したので、赤岳鉱泉へ向かって下山します。
ハイマツの間を抜けるようにして下っていくと、赤岳鉱泉への分岐、赤岩の頭に。
樹林帯を一気に下り、沢の流れが見えてくると、ほどなく赤岳鉱泉に到着。
ここまで下りてくると、さすがに暑い。
美濃戸へ向かって北沢を進みます。
南沢よりも歩きやすく、ここへきてやっと走り出します。
最後は長い林道を楽しく走り、美濃戸へ戻ってきました。
美濃戸山荘脇に、前足をケガしたカモシカが。
足もとに生えている草をもりもり食べていましたが、その後どうしたのでしょうか。
1日だけでしたが、南八ヶ岳を堪能することができました。
ほとんど走らずの、ハイキング感覚で楽しんで8時間30分の行程でした。
泊まりでいくともっと楽しめると思いますが、富士宮からですと日帰りも十分可能なので、八ヶ岳はおすすめです。
今度は秋の八ヶ岳を堪能したいと思います。
《行程》
美濃戸 7:30 - 行者小屋 8:50 - 中岳のコル 9:40 - 阿弥陀岳 10:00 - 中岳 10:40(くらい)- 文三郎尾根分岐 10:55 - 赤岳 11:25 - 赤岳天望荘 11:55 - 横岳 13:15 - 硫黄岳山荘 13:40 - 硫黄岳 13:55 - 赤岩の頭 14:20 - 赤岳鉱泉 14:50 - 美濃戸 16:00
それでは、また。