「第3回 身延山 七面山 修行走」
2015.11.29「第3回 身延山 七面山 修行走」
富士宮から車で1時間という、アクセスしやすく馴染みのある街、山梨県身延町。
日蓮宗の総本山久遠寺をスタートして、身延山から七面山へ至り、そしてまた身延山を経るという「身延往還」を主とした「修行走」という名のレースに参加してきました。
お天気はよく、思っていたよりは気温が高く一安心。
ですが、1,700mの高所まで上がることを考えると気は抜けません。
スタート前のブリーフィングでも、コースアドバイザーを務めるトレイルランナー石川弘樹さんが注意喚起しています。
今回が3回目となる「修行走」ですが、過去2回の評判は高く、どんなコースなのか期待が高まります。
7:40、山門前の商店街からスタート!
すぐに久遠寺の山門へ。
久しぶりにやってきましたが、とても立派で堂々とした造りは変わっていません。
普段は下山道として使われる女坂を登っていきます。
この後ひたすら登るこのレースの、これが序章だったなんて、知る由もなく。
久遠寺までえっさほっさと登っていきます。
まだみんな元気そう。
そりゃそうです。
奥の院思親閣へは、通常ロープウェーで参拝をしますが、もちろんこの日はそんなことなく、容赦ない斜度の登りをさらにひたすら登ります。
途中写真を撮る気力、余裕もなくなり、登ることに集中。
でも、まだここひとつ目の登りなんだよな…
がんばって登りきった思親閣からは、こんな景色が。
思親閣には最初のエイドがあり、一息つくと、ここからは激しく下ります。
ただひたすら下ります。
登るか下るか、そのどちらしかない、と言っても過言ではない、というレポートを目にしたことはあったのですが、過言ではない、どころではありません。
羽衣のエイドまで休むことなく走り続け、よし!今日はがんばってる!
…と思って時計を確認すると、このエイドに設定された関門時刻の30分前の到着。
想像以上に時間かかってしまったのか、設定が厳しいのか、いずれにしても「修行」の様相が色濃くなってきました。
手を抜くところがない…
いよいよ1200mアップの七面山の登りへ。
信者のみなさんが参拝のために登る参道なので、道幅は広く、登りやすくなっています。
道しるべとして、一丁目ごとに石碑、石灯籠が建てられていて、目安になります。
ただし、五十丁目まであるという…
修行なので、雑念を捨てて集中して登り…たいところでしたが、そんなに甘いわけもなく、耐えながら必死に登りました。
三十丁目あたりからは、もはやどうでもよくなり、どこまでも登っちゃうよ、そんなハイな気分に。
これは修行の成果か?
がんばって登りきった先から見えた景色は、これまた絶景。
山門をくぐれば七面山敬慎院に到着。
お坊さんのパフォーマンスに迎えられ、おしるこなどの温かいものをいただき、少しだけ休憩。
少し停滞しただけですが、さすが1,700mの高所、身体は一気に冷え込み、走っていないと凍えそうなほど。
シェルを着込み、早めのリスタート。
またしても休みどころのない、急激な下り。
写真はおろか、補給にも手が回らないような、激しい下り。
すぐに身体も温まりますが、日陰の樹林帯を進んでいるので、シェルは着たまま。
前後する選手たちも、口々に「足が終わる…」と言い始めるほど、衝撃を受ける下り。
あれだけ登って、これだけ下って、でももう一山あるんだよな…
修行ですから。
角瀬のエイドを過ぎ、身延山への登り返し。
これが最後だと言い聞かせて、気持ちはぐいぐい登っていきます。
実際はダメージ大きく、どうにかこうにか這うように。
途中、コース上にある民家のみなさんが声援を送ってくださったり、お茶をご馳走してくださったり、と熱い歓待を受けました。
このほかにも、表記された場所以外にエイドがあり、もちろん声援があり、コースのきつさを吹き飛ばすようなありがたいおもてなしをいただきました。
感井坊まで登れば、フィニッシュまでは下るのみ。
「下るのみ」と言っても、長く急な下りですが、それでも残された距離は少しずつ減っていきます。
本当に登るか下るかしかないコース設定でしたが、こういうのも悪くない。
修行ですから。
久遠寺の山門を過ぎれば、商店街を抜けてフィニッシュへ。
修行という名の通り、全く楽はさせてもらえませんでしたが、辛さも楽しかった36kmでした。
いつもはあまり筋肉痛にならないのですが、今回ばかりは最大級のものがやってきそうなほど。
スタッフ・ボランティアのみなさん、そして身延町・早川町のみなさんありがとうございました。
みんなにオススメしたくなる、そんな温かさを感じるレースでした。
またいつか必ず帰ってきます。
http://shugyoso.com/
それでは、また。
富士宮から車で1時間という、アクセスしやすく馴染みのある街、山梨県身延町。
日蓮宗の総本山久遠寺をスタートして、身延山から七面山へ至り、そしてまた身延山を経るという「身延往還」を主とした「修行走」という名のレースに参加してきました。
お天気はよく、思っていたよりは気温が高く一安心。
ですが、1,700mの高所まで上がることを考えると気は抜けません。
スタート前のブリーフィングでも、コースアドバイザーを務めるトレイルランナー石川弘樹さんが注意喚起しています。
今回が3回目となる「修行走」ですが、過去2回の評判は高く、どんなコースなのか期待が高まります。
7:40、山門前の商店街からスタート!
すぐに久遠寺の山門へ。
久しぶりにやってきましたが、とても立派で堂々とした造りは変わっていません。
普段は下山道として使われる女坂を登っていきます。
この後ひたすら登るこのレースの、これが序章だったなんて、知る由もなく。
久遠寺までえっさほっさと登っていきます。
まだみんな元気そう。
そりゃそうです。
奥の院思親閣へは、通常ロープウェーで参拝をしますが、もちろんこの日はそんなことなく、容赦ない斜度の登りをさらにひたすら登ります。
途中写真を撮る気力、余裕もなくなり、登ることに集中。
でも、まだここひとつ目の登りなんだよな…
がんばって登りきった思親閣からは、こんな景色が。
思親閣には最初のエイドがあり、一息つくと、ここからは激しく下ります。
ただひたすら下ります。
登るか下るか、そのどちらしかない、と言っても過言ではない、というレポートを目にしたことはあったのですが、過言ではない、どころではありません。
羽衣のエイドまで休むことなく走り続け、よし!今日はがんばってる!
…と思って時計を確認すると、このエイドに設定された関門時刻の30分前の到着。
想像以上に時間かかってしまったのか、設定が厳しいのか、いずれにしても「修行」の様相が色濃くなってきました。
手を抜くところがない…
いよいよ1200mアップの七面山の登りへ。
信者のみなさんが参拝のために登る参道なので、道幅は広く、登りやすくなっています。
道しるべとして、一丁目ごとに石碑、石灯籠が建てられていて、目安になります。
ただし、五十丁目まであるという…
修行なので、雑念を捨てて集中して登り…たいところでしたが、そんなに甘いわけもなく、耐えながら必死に登りました。
三十丁目あたりからは、もはやどうでもよくなり、どこまでも登っちゃうよ、そんなハイな気分に。
これは修行の成果か?
がんばって登りきった先から見えた景色は、これまた絶景。
山門をくぐれば七面山敬慎院に到着。
お坊さんのパフォーマンスに迎えられ、おしるこなどの温かいものをいただき、少しだけ休憩。
少し停滞しただけですが、さすが1,700mの高所、身体は一気に冷え込み、走っていないと凍えそうなほど。
シェルを着込み、早めのリスタート。
またしても休みどころのない、急激な下り。
写真はおろか、補給にも手が回らないような、激しい下り。
すぐに身体も温まりますが、日陰の樹林帯を進んでいるので、シェルは着たまま。
前後する選手たちも、口々に「足が終わる…」と言い始めるほど、衝撃を受ける下り。
あれだけ登って、これだけ下って、でももう一山あるんだよな…
修行ですから。
角瀬のエイドを過ぎ、身延山への登り返し。
これが最後だと言い聞かせて、気持ちはぐいぐい登っていきます。
実際はダメージ大きく、どうにかこうにか這うように。
途中、コース上にある民家のみなさんが声援を送ってくださったり、お茶をご馳走してくださったり、と熱い歓待を受けました。
このほかにも、表記された場所以外にエイドがあり、もちろん声援があり、コースのきつさを吹き飛ばすようなありがたいおもてなしをいただきました。
感井坊まで登れば、フィニッシュまでは下るのみ。
「下るのみ」と言っても、長く急な下りですが、それでも残された距離は少しずつ減っていきます。
本当に登るか下るかしかないコース設定でしたが、こういうのも悪くない。
修行ですから。
久遠寺の山門を過ぎれば、商店街を抜けてフィニッシュへ。
修行という名の通り、全く楽はさせてもらえませんでしたが、辛さも楽しかった36kmでした。
いつもはあまり筋肉痛にならないのですが、今回ばかりは最大級のものがやってきそうなほど。
スタッフ・ボランティアのみなさん、そして身延町・早川町のみなさんありがとうございました。
みんなにオススメしたくなる、そんな温かさを感じるレースでした。
またいつか必ず帰ってきます。
http://shugyoso.com/
それでは、また。
- 2015.11.30 Monday
- -
- 22:03
- comments(0)
- trackbacks(0)
- by ATC Store Captain